湯治柳屋

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「ひとり温泉」と「現代湯治」のすすめ

「ひとり温泉」と「現代湯治」のすすめ

 

 「楽しいひとり温泉」がテーマだった「CREA」の2月号。「わざわざ行きたいひとり温泉ごはん」と、柳屋の地獄蒸しをご紹介くださいました。「地獄蒸しは、今でも地元の食生活に根付く、この土地ならではの温泉グルメ。好きなものを好きなときに、好きなだけ、蒸すだけ。」と。

 

 年末年始の忙しさを駆け抜けた途端、風邪で寝込んでしまった私は、ベッドの上でそのCREAを隅から隅まで読みました。ページをめくる度に次々とあらわれる素敵な温泉宿の写真。だんだん「旅に出たい」気持ちがふくらんできました。

 次に夢中になって読んだのは、ディスカバージャパンの「ニッポンの温泉」。年末に出版されていたのに、柳屋の紹介ページ「プチ湯治と地獄イタリアン」以外ほとんど読めないままだった雑誌。「知っているようで知らない、あの名湯の秘密を徹底解剖!」しているだけに、「世の中にはこんなにたくさんの温泉地があって、それぞれにすごく頑張っているんだ。勉強も兼ねてどこか温泉宿に泊まりに行こう」と、だんだん本気になり、宿選びをしながら読み返しました。

 

 そして、心と体をメンテナンス「現代湯治のススメ」という特集記事の中に、「あなたは何タイプ?行くべき現代湯治チャート」がありました。どの温泉地も宿も本当に魅力的で、とても一箇所を選ぶことができそうになかったので、そのチャートを試してみることにしました。

 いくつかの質問に答えながら選択を重ねて、たどり着いた先は・・・ 何となく見覚えのある湯船の写真・・・うん?・・・あれっ・・・うそっ・・・まさか・・・柳屋だ!」

 この記事にも柳屋が登場していたことに気づいてなかった自分の迂闊さに驚き、さっきまであんなに旅に出たくて、選びきれないほどの選択肢があったはずなのに、行きつく所がやっぱり柳屋だったとは…「私はいったいどれだけ柳屋のことが好きなんだ!!」と、笑い出してしまいました。

 

 それにしても、と思います。私は誰かから「ターゲットは?」と聞かれたときに「自分自身」としか答えられません。サリーのケーキもカフェも宿も、「自分がそこでどんなふうに時間を過ごしたいか、どんなふうに迎えられたいか」「私だったら、自分だったら・・・」と自分に(だけは)正直すぎるくらい正直に仕事をしています。

 このチャートの結果から、少なくとも「ターゲットの自分」に届く仕事はできていたのだと、思わぬ形で気づかされました。柳屋が始まって満三年の記念日に、寝込んでいたにもかかわらず貰えた、ちょっと嬉しい通信簿。

 

 チャートの作者、温泉ビューティー研究家の石井宏子さんは、「2泊以上できると旅の楽しみは格段に変わる。モダンに改装された湯治宿で暮らすように旅して楽しく心身のメンテナンスをしよう。」と、ゴールE「ザ・湯治系」(つまりは柳屋)の説明をされています。

 石井さんが説く「現代湯治の3ヶ条」。その1は「日常から離れる」です。そして、心得その2は「お湯の力を借りて脳のスイッチOFF」、その3は「自分のやりたいことをする」です。

 このチャートで、「私だったら」の「私」と似たアンテナをもつお客様に、柳屋のことを見つけ出していただき、「温泉バカンス」を楽しんでいただきたいです。

 

ehko